ハゲどっと来い! 考察 第16回「シグナルと育毛」  2017.1.31

薄毛抜け毛

 

こんにちは
★薄毛、抜け毛と付き合い始めて早23年、齢58年でなんとか髪の毛を持たせています。
最近では髪の研究の為、毛髪診断士資格も取ってしまいましたww

このサイトは自分が薄毛、抜け毛克服のために筋トレ、ダイエット、アンチエイジング含む勉強や実践したことの情報サイトです。

しかし、限界が来ましたww おでこのm字もひどくなり、自毛植毛を決意しました。

このブログでは薄毛抜け毛の原因であるAGAについて勉強したこと、ミノキシジルやフィナステリド体験記、自毛植毛体験記などを記載してあります。

このサイトで紹介している商品はあくまで一般的な事象に基づいた参考であり個人差もあることから毛髪の成長を約束して購入を推奨するものではありません。
購入するかどうかは医師への相談又はご自身の体調や体質に考慮してお決めください。





 

薄毛のトーク番組ハゲどっと来いを知っていますか。

インターネットの生放送されているハゲ救済番組です。

実際に薄毛で悩んでいる人に向けて

薄毛の原因を優しく解説し、

薄毛をどうしたらいいか、

自分にはどのような処方があっているのか、

薄毛を目立たなくさせる商品にはどのようなものがあるのか、

自社の製品にかかわらず 薄毛の悩みに応える商品を紹介してくれる薄毛救済番組なのです。

 

ハゲどっと来い!のスポンサーは、「スーパーミリオンヘアー」を販売してるルアン株式会社なんですが、競合の会社も出演してもらいその商品の良さを紹介できるという太っ腹な番組なのです。

 

生える、植える、かぶせる、全てを取り上げるハゲに優しい番組なのです。

現代の薄毛の人の駆け込み寺になりたいとのことです。

 

第16回は「シグナルと育毛」 についてです。

この番組は薄毛の情報番組ということです。

ありとあらゆる角度から薄毛にどう答えるかと本当に凄いハゲに優しい番組です。

薄毛に悩んでいる人は、ぜひ見たほうがいいと思います。

「シグナルと育毛」

今回はシグナルと毛髪というテーマで行います。今回は柳生先生とは別のお医者さんが来てくれています

 

この先生の仕事は一言で言うと 皮膚科や美容クリニックの化粧品づくりのお手伝いをしています。

専門が化学薬学系でありファッションではなく原料や処方関係の中身の開発しているそうです。

 

いわゆるドクターズコスメと言われるもので、現在世界中にドクターズコスメ広がっていて

世界の皮膚科の先生がドクターズコスメに興味を持っていて自分が勧める化粧品は自分で設計し自分でもっと選んでいきたい

と言う開発する考え方を持っているそうです。

 

育毛剤の種類

柳生先生がミノキシジルやフィナステリドなどの医薬品の育毛剤の紹介をしてくれたのですが、今回はそれ以外の医薬部外品や化粧品の育毛剤についての説明が聞けます。

 

薬事法による医薬品医薬部外品化粧品の種類と業界の定義

医薬品

 

医薬品の定義

医薬品とは人又は動物の疾病の診断治療又は予防に使用されることが目的とされているもの

業界での医薬品の定義は効くかもしれないものということだそうです。

 

医薬品例

ミノキシジル・デュタステリド・フィナステリド・塩化カルプロニウム

がこれに当たります。

 

医薬部外品

 

医薬部外品の定義

人体に対する作用のな緩和な物。不快感や口臭体臭あせもただれ脱毛等の防止 育毛または除毛。ネズミハエ等の駆除または防止

業界での医薬部外品の定義は化粧品よりも価格が高いもの。

化粧品と同じ価格で売られると医薬部外品で許可を取った意味がないので化粧品より高くなるそうです。

 

医薬部外品例

T フラバノン・ BAP・ ケトコナゾール・アデノシン・タマサキツヅラフジ抽出物

 

化粧品

 

化粧品の定義

化粧品とは、人の身体を清潔、美化、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚、毛髪を健やかに保つために体に使用されるもので人体に対する作用が緩和なものをいう

ざっくりいうと化粧品の業界の定義は 希望を与えるものだそうです 。

 

化粧品例

植物エキス・ビタミン・ミネラルなど

 

男性型脱毛症診察ガイドライン

現在では医者も育毛業界に注目をしており育毛剤をランク付けしているそうです。

それが男性型脱毛症診察ガイドラインです。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

 

このランク付けは

日本皮膚科学会のガイドラインの男性型脱毛症診療ガイドライン策定委員会の偉い先生方が行なっています。

このガイドラインに乗っている先生方は世界的にも有名な方々ばかりで、医薬品メーカーや化粧品メーカーの人たちは足を向けて寝れないような方ばっかりだそうです。

 

育毛剤推奨度ランク例 

ミノキシジル      推奨度ランクA

塩化カプロニウム   推奨度ランクC 1

T フラバノン      推奨度ランクC 1

 

育毛薄毛克服のため医薬部外品や化粧品について何を使っていいのかわからない場合、このような医者がつけた資料のランクを参考にすると一つの選択肢になるのではないでしょうか。

 

育毛医薬品・医薬部外品の原料の種類と効果

このガイドラインに医薬品の原料、医薬部外品の原料が出ています。

医薬品の原料は4種類あり大きく分けると作用メカニズムで分けると2種類の作用になります。

育毛医薬品の作用の種類と原料と効果

 

血行促進作用 血行促進作用 DHT 阻害作用 DHT 阻害作用
塩化カルプロニウム ミノキシジル フィナステリド デュタステリド
 C 1 A A A
アセチルコリン様作用 「ロゲイン」「リアップ」降圧剤 「プロペシア」「プロスカー」前立腺肥大治療薬 「ザガーロ」「アボルブ」前立腺肥大治療薬

円形脱毛症およびその他複数の脱毛症

乾性脂漏

尋常性白斑

毛細血管拡張

毛母細胞アポトーシス抑制

VEGF血管内皮増殖因子分泌促進

KGF 角化細胞増殖因子分泌促進

5α還元酵素の2及び3を阻害 5α還元酵素の1、2及び3を阻害
       

 

育毛のシグナル

VEGF やKGFが育毛のシグナルと呼ばれてるものです。

これは体の中で細胞同士がいろんな信号を送り、毛を増やしたり、発毛サイクルの後退期、休止期などヘアサイクルのための信号をやり取りしてるそうです

その信号の一つ一つが世界中で解明されつつあるということだそうです。

最近の研究では5αリダクターゼに3型が発見されたということです。

デュタステリドは3型の5アルファリダクターゼの阻害もできるようです。

 

育毛医薬部外品の作用の種類と原料と効果

代表的な6種類の作用

血行促進作用 DHT 阻害作用 細胞賦活作用 抗炎症作用 抗菌作用 抗酸化作用
血行を促進させる作用 DHTを阻害する作用 細胞を復活させて分裂を促進活性化させる作用 炎症を抑える作用 脂質を分解して酸化してしまうような細菌の増殖を防ぐ作用 酸化を抑えるアンチエイジング作用

 

医者が注目する代表的な育毛用医薬部外品原料

細胞賦活作用  阻害作用 抗菌作用 DHT 阻害作用 細胞賦活作用 細胞賦活作用 血行促進作用
T フラバノン   ケトコナゾール  サイトプリンペンタデカン  アデノシン  タマサキツヅラフジアルカロイド
C 1 C 1 C 1 C 1 C 2
西洋オトギリソウという生薬が成分 抗菌剤 植物ホルモン DNA の核酸の成分 タマサキツヅラフジエキス「セファランチン(医薬品)」
毛周期の対抗機の誘導因子であるTGF- β 抑制による毛母細胞賦活作用アンドロゲン受容体抑制作用 抗菌ジヒドロテストステロン DHT 抑制 BMP とエフリン増加による細胞賦活による発毛促進 毛乳頭へ発毛因子 FGF 7産生による毛乳頭賦活 血行促進抗アレルギー作用
DHT に似ているフラバノンがジヒドロテストステロンより先にアンドロゲン受容体に先にフタをするレセプターブロック 菌の膜となるエルゴステロールの合成を阻害し、膜を作れない菌は死滅 同じものが農協で売られている    
         

医薬部外品の育毛剤については日進月歩でどんどん新しい製品が発明されているそうです 。

これからは色んな作用を持っている育毛剤を組み合わせて使うということもできるのではないかと言ってました

例えば血行促進をしつつ DHT を阻害し細胞復活で抗菌作用などを行う

ということです。

 

血管促進系の育毛用医薬部外品原料

メントール ショウキョウエキス センブリエキス クジン抽出液 トウガラシチンキ ニンジン抽出液
血行促進抗菌 血行促進抗菌メントール安定化 血行促進毛乳頭復活抗炎症作用抗酸化作用 血行促進抗菌 血行促進 血行促進細胞賦活
ペパーミントセイヨウハッカ ショウガの生薬名 リンドウ花センブリ マメ科のクララ 唐辛子成分 朝鮮人参成分
           

 

抗炎症系育毛用医薬部外品原料

β-グリチルレチン酸 グリチルリチン酸ジカリウム アラントイン サリチル酸 dl-カンフル
抗炎症 DHT 抑制抗菌 抗炎症 抗炎症細胞賦活 抗炎症細胞賦活 抗炎症血行促進
甘草 成分 甘草 成分 尿酸代謝物 柳成分 クスノキ成分
         

 

ビタミン系 育毛医薬部外品原料

D- パントテニルアルコール パントテニルエチルエーテル ニコチン酸アミド 2- L -スコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩 Ddl-α-トコフェロール 酢酸Ddl-α-トコフェロール
頭皮細胞賦活保湿フケ抑制 頭皮細胞賦活保湿フケ抑制 毛母細胞賦活血行促進 頭皮細胞賦活合金血行促進抗酸化フケ抑制 血行促進抗酸化 血行促進抗酸化
ビタミン B 5パントテン酸誘導体 ビタミン B 5パントテン酸誘導体 ビタミン B 3ナイアシンアミド ビタミン C +E ビタミン E ビタミン E
           

 

抗菌剤系育毛用医薬部外品原料

イソプロピルメチルフェノール(シメン-5-オール) ピロクトンオラミン トリクロサン ミコナゾール硝酸塩 ヒノキチオール
抗菌 抗菌 抗菌 抗菌 抗菌抗炎症毛母細胞復活
抗菌剤 抗菌剤 抗菌剤 アゾール系抗菌剤 ヒノキエキス
         

 

その他育毛用医薬品原料

感光素301号 エチニルエストラジオール ノコギリヤシ
毛周期正常化毛母細胞賦活創傷治癒抗菌 DHT 阻害 1、2型5αリダクターゼ阻害による DHT 阻害
     

 

動物細胞における主要なシグナル伝達

細胞の膜の表面にあるレセプター受容体に色々なシグナルになる伝達物質が入ってきます。

伝達物質が入ることにより色々な化学物質が出てきてそれが最終的に細胞の核に集まってきます

細胞の核に集まった化学物質という信号は DNA に到達してタンパク質を作る信号を送るそうです。

細胞増殖させるアクセル的なシグナルだけでなく細胞が死滅するブレーキ的なシグナルも存在する

そうです。

 

TGF- β

TGF- β は作られると

毛母細胞が抑制されヘアサイクルの成長期が止まってしまう(退行期の誘導因子)

ことを大阪大学の先生が発見しました。

TGF- βが髪の毛の成長期を止めるメカニズム

毛母細胞にこのような TGF- β のシグナルが関与していることが発見されています。

テストステロンが5αリダクターゼ2型により ジヒドロテストステロンDHT に変換

されます。

 

ジヒドロテストステロン DHT は毛母細胞内にあるアンドロゲンレセプターと結合して細胞核の中に入ります。

 

細胞核の中に入った DHT アンドロゲンレセプターは DNA にくっつき TGF- βというタンパク質を作る指令を送ります

 

作られたTGF- β は細胞の外に放出され毛乳頭細胞に送られくっつき、発毛をコントロールしている毛乳頭細胞に活動抑制の信号を送り毛周期に変化を起こす

そうです。

 

毛周期におけるシグナル分子の働き

髪の毛の毛周期にかかるシグナル物質は多くある

そうです。

今まだ研究段階中のものも多いようですようです。

 

T-フラバノン

T-フラバノンはTGF- βの退行期誘導の働きを抑制

ゆえに毛髪の成長期の継続長期化

DHT に似ているフラバノンがジヒドロテストステロンより先にアンドロゲン受容体に先にフタをするレセプターブロック

ペンタデカン

BMP と エフリンによる細胞賦活による発毛促進

成長期による毛根数の増加

成長期による毛構造の分化因子

 

アデノシン

毛乳頭発毛因子 FGF 7産生による毛乳頭賦活作用

成長期における毛乳頭へのシグナル

成長期における毛構造の分化因子

 

サイトプリン・ペンタデカンの化学式構造

ベンジルアミノプリンという化学構造なんですが同じものが農協で売られているそうです。

これは植物成長ホルモンでりんごの芽やアスパラガス、ぶどう、菊に効くらしく全く同じ物質だそうで、観葉植物にかけたことがあるそうで成長がすごかったそうです。

だからといってそのまま頭にかけてもかけて髪の毛抜けても責任は持てないと言ってました。

 

ジヒドロテストステロンの化学構造

ジヒドロテストステロンと似てる化学構造とは T フラバノンに似てるそうです。

ジヒドロテストステロンDHT に似ているフラバノンがジヒドロテストステロンより先にアンドロゲン受容体に先にフタをするレセプターブロック

します。

結果的に TGF- βが作られる髪の毛が休止期に入れなくなります。

 

ケトコナゾール

フケをおこす菌を殺して髪の毛を清潔にする物質です

ケトコナゾールは

菌の膜となるエルゴステロールの合成を阻害し、膜を作れない菌は死滅

します。

 

エルゴステロール 前駆体と cyp タンパクがくっつきエルゴステロールが合成され菌が増殖します。

ケトコナゾールは

エルゴステロール前駆体よりも先に cyp タンパクに蓋

をしてしまいます。

ここで重要なのはエルゴステロールとテストステロンの化学式がとても似てるということらしいです。

エルゴステロール前駆体の代わりにテストステロン前駆体のであれば先にケトコナゾールが蓋をすればテストステロンが合成できなくなりその結果ジヒドロテストステロンも合成できないことになり育毛作用につながるのではないかというような話です。

 

ケトコナゾールは DHT のようにアンドロゲンレセプターに結合するという論文もあるそうですね

でも、テストステロンて男女共に結構大切なホルモンですからどうかと思いますが・・・・。

 







今後が期待できるお勧めできる育毛剤成分

シグナル伝達物質の中で特に細胞を活性化させる物質がわかったそうです。

桑白皮エキス(Mulberry root extract)

桑白皮エキス(Mulberry root extract)は、

成長期のスタートボタンとも言える毛包の幹細胞のWntシグナルを活性化させ休止期を早く終わらせ毛周期の成長の活動期を長くする

と考えられているそうです。

成長期が短くなることから脱毛が起こります。

 

このソウハクヒエキスは

成長期を長くする働きがある

とのことです。

なぜ、長く出来るのかと言うと成長期の前の休止期を早く終わらせることができる

ということです。

桑白皮エキス(Mulberry root extract)の育毛剤 JYUMO

お医者さんでしか手に入らない育毛剤です。

効果ありそうですね。

 

質問コーナー

育毛剤を使うと他の部分の毛も増えてしまいませんか

そのような副作用もあるそうですので 医薬品医薬部外品についての作用の仕組みをしり自分の体質に合った副作用の低くなるような物を選んでくださいとのことです。

いろんな育毛剤があるので試してみたらいかがでしょうか。